2024.07.13
「ECOと木造建築の未来:脱炭素社会への貢献」
今回のテーマはズバリ「ECO」です。
ブランド名の由来にもなっているエコと木造の関係についてお話しします。
近年、日本国内でも脱炭素化社会の実現を推進しております。
その中でも、木造建築は脱炭素に対して大いに貢献することができます。
その具体的な理由とメカニズムについて詳しく説明します。
■カーボンストレージ(炭素固定)
木材は成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収し、炭素を固定します。伐採後も、この炭素は木材内に保持され続け、長期にわたってCO2の排出を抑える効果があります。1立方メートルの木材は約1トンのCO2を固定する能力があります。
■製造時の二酸化炭素排出が少ない
木材の製造過程は、コンクリートや鋼鉄のような他の建材と比べて必要なエネルギーが非常に少ないため、製造時に排出される二酸化炭素の量も少なくなります。
■廃棄時の利点
木材は自然に分解されるため、廃棄時に発生する環境負荷が低いです。
また、リサイクルや再利用が容易なため、廃棄物を減少させる効果もあります。
■再生可能資源
木材は再生可能な資源とされています。持続可能な管理された森林から供給される木材は、伐採された後に植林されることで、新たにCO2を吸収する木が育ちます。
これにより、炭素の循環が持続されます。
■エネルギー効率
木造建築は優れた断熱性能を持っているため、冷暖房のエネルギー消費を減少させることができます。これにより、建物の運用時におけるエネルギー使用とそれに伴うCO2排出が抑えられる効果があります。
■建設期間短縮
木造建築の工法は、従来の建築材料に比べて工期が短く、建設中のエネルギー消費およびCO2排出を削減することができます。
ヨーロッパの研究によると、木造建築を採用することで、建設に関連する二酸化炭素排出量を約20〜30%削減できるとされています。
特に、卸売りや商業ビルで木材を使用すると、これらの数値はさらに高まる可能性があります。
木造建築は脱炭素社会の実現に大いに貢献する可能性を持っています。
この効果を最大限に生かすためには、持続可能な森林管理や適切な建築デザインが重要となります。
お気軽にエコスパ建設へお問い合わせください。