2023.06.30

2×4工法ってなに?その魅力を解説!!

【2×4工法とは】
 アメリカやカナダなどで一般的に使用されている方法で、近年日本でも注目を集めています。
 在来工法(木造軸組工法)と比較される2×4工法。別名「木造枠組壁工法」と言います。
 2×4工法の2×4とは、1辺が2インチ(約5.1cm)×4インチ(約10.2cm)の角材を使用することから
 名前がついたものです。
 基本的な構造は、2×4の角材を組み合わせて骨組みを作り、中に断熱材や配管、配線を入れてから
 内外装材を取り付けます。
 木材を使用することで自然素材を生かした建築を実現でき、低コストでの建築が可能となります!!

【2×4工法の魅力】

 ①高い断熱性能
  断熱材を内部に挟んでいるため、高い断熱性能を持ちます。また、断熱材を変更することで、
  様々な地域の気候条件に合わせた適切な断熱性能を実現できます。

 ②高い気密性能
  木材の間に断熱材を入れることで、構造体内部の空気の流れを防ぎ、高い気密性能を持ちます。
  これにより、エアコンや暖房の効率が向上し、快適な居住環境を実現できます。

 ③短工期、低予算
  木材をプレカット加工することで、工場での製作が可能です。そのため、現場での組み立て時間が
  短くなり、工期を短縮することができます。また、工程の簡略化により、現場の作業員数を減らす
  こともできます。結果として、コストダウンにも繋がります。

 ④軽量化
  軽量な木材を使用するため、建物全体の重量が軽くなります。
  これにより、地震などの自然災害に対する耐震性が向上すると同時に、基礎や骨組みなどの軽量化
  によるコスト削減効果も期待できます。

 ⑤環境に優しい
  木材を主材料として使用することにより、環境に優しい住宅を建てることができます。
  また、木材は再生可能資源であり、CO2を吸収することができるため、地球環境への
  負荷を低減することができます。

 ⑥品質が安定しやすい
  システム化していることにより、熟練の職人の腕がなくても工事ができます。
  結果として、完成度にバラつきが少なく、安定した品質を期待することができます。

【在来工法(木造軸組工法)との比較】
 2×4工法と木造軸組工法はどちらも木造建築によく用いられる構造となり、
 比較対象となることが 多々あります。 以下それぞれの特徴をまとめたものになります。

【まとめ】

 木造建築工法の一つである「2×4工法」についてご説明してきました。
 多数のメリットが存在する中でも、特に「短工期、低予算」に関しては、
 非常に魅力的だといえます。
 新築で建物を建てるときは、やはり時間とお金がかかってしまう潜在意識がどうしてもありますが、
 2×4工法を用いることでそれらの不安要素を払拭することができると思います。

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